この恋と、その未来―3年目 そして―

1年更新しなかったかと思えば連続で記事書いてしまうのはご愛嬌ってことで。

鉄は熱いうちに打て。読了して数時間後のネタバレ感想記事です。もし見たくない方はいっちょまえに続きを読む機能使うので自衛してください。

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この恋と、その未来

私の好きなライトノベルが完結を迎えた

 

ただこれだけを書くと、なに当たり前のことをと思うのが普通であろう。

その好きなライトノベルというのが、「この恋と、その未来」シリーズでなければ。

 

もしかしたらこの作品の名前をどこかで見聞きしたことある方もいるかもしれない。

2016年5月末、作者の森橋ビンゴ氏のツイッターで明かされたその情報は衝撃的なものだった。

その内容は、”間もなくシリーズの5巻が発売されるが、完結を予定していた6巻を発売する予定はない。理由は出版社が採算が取れないと判断したから。つまりは打ち切りである”

といった内容だった。

このニュースは、氏が自嘲的に口にする、自分の本は売れない、とくにこのシリーズは。と言ったのが嘘なのではないかと思うくらいに瞬く間にネットを駆け巡った。

この作品は明らかに「ライトノベル」の域を超えている。ライトノベルの狙っている中高生にはだいぶハードな内容であることから敬遠されても仕方ないのかもしれない。

ただ、1度でもこの作品のあらすじや文章を読めば惹かれる人は多いであろう。それはいい意味でライトノベルの本来狙っている層から外れている層も取り込めるものだと私は確信している。

ネットで騒がれたこともあってか、出版社はラスト1冊ならという話で、11月30日に最終巻となる6巻を発売した。

この記事では内容に触れることはしないが、1巻から追いかけてきた身としては、全6巻が刊行されたことに本当に安心している。完結を迎えたことがこんなにも嬉しい作品は今後ないかもしれない。

 

四郎と未来の未来が明るい道でありますように。

速水奏を中心に見たシンデレラガールズ3rdライブ

11月29日に行われたアイドルマスターシンデレラガールズ3rdライブ2日目

私は、速水奏の/飯田友子さんのファンとして初めてアイドルマスター関連のライブに行きました。

先に言っておきますが、私はアイドルマスターにもシンデレラガールズにも特別な思い入れがあるわけではありません。いわゆるプロデューサーとも毛色が違うと思っています。2年以上ゲームをプレイしてずっと好きだったキャラクターの速水奏に声がつき、初めてライブに出演するということで、それを目的に会場に行きました。

 

 

 

12曲目:Nocturne(東山奈央、飯田友子)

いきなり12曲目からレポートが始まることにはあまり触れないでいただけると・・・。

本来は川島瑞樹役の東山さんと高垣楓役の早見沙織さんで歌う曲。

当日は早見さんが欠席のため、速水奏役の飯田友子さんが代役でした。

早見さんが欠席だから速水さんが歌ってるのかなぁとかも考えてました。

まさかこの曲を飯田さんが歌うとは思っていなかったので、イントロと同時にセンターステージにお2人が現れたときの自分の盛り上がりは形容しがたいものがありました。

奏の持ち曲であるところの「Hotel Moonside」とは全く違うロック調。

あぁ、アイドルとしての速水奏はこういう曲も歌うのかなぁと斬新なイメージを植え付けられました。

この曲での東山さんと飯田さんはスタンドマイクを自由に持ち、操りながら歌うというまさしくロッカーといった雰囲気を漂わせていました。

 

 

27曲目:Absolute NIne(福原綾香東山奈央、松井恵理子、佐藤亜美菜、飯田友子、ルゥティン、照井春佳、高野麻美)

休憩明け1発目。アニメでプロジェクトクローネとして選ばれたメンバーを主に構成されたメンバーで歌いました。

2日目のメンバーはクローネのメンバーが多いのはわかっていたことではありますが、全体曲が存在しないのでまさかグループとして扱われるとは思っていませんでした。

というより、原曲のメンツがほとんど今回のライブで呼ばれていなかったので、歌われるとは思ってもいなかったので、そちらに走った衝撃の方が強かったでしょうか。

この曲とは直接的に関係ないですけど、休憩開けた瞬間、この曲が始まる前にクローネが名乗りを上げるといったミニドラマ(?)があったのですが、第一声が奏でとにかく驚きました・・・。クローネのフラグシップ扱いされててよかったなぁと心から思った瞬間でした。

 

 

28曲目:Hotel Moonside(飯田友子)

アブナイからこの曲への繋ぎ。

曲が終わってからダンサーが出てきたので曲間の繋ぎなんだろうなぁと思っていましたが、時間的にあまり長くなかったので、予想としては当たり外れ半々といったところでしたでしょうか。

なにが来るんだろうと思っていましたが、この曲のイントロである針の動く音も、奏の「one,two,kiss,kiss」の声もなくいきなり飯田さんが登場してきたのには本当に驚きました。あまり他の曲にはダンサーもいませんでしたし、イントロも変えられていて、この曲の特別感を非常に味わうことができたのは奏のファンとしてとても嬉しかった瞬間でした。

アブナイでの飯田さんの立ち位置をきちんと把握していなかったのが失敗だったなぁといまになって後悔。

 この曲で触れるべきなによりの点は飯田さんのダンスでしょうか。まさかこの曲に振りがつくとは思ってもいませんでした。

特別印象に残っているのは、「one,two,kiss,kiss」の部分。

口元で1本指を立てる→2本指に増やす→手全体を使って投げキッス

・・・。気持ちわるいのを承知で言うと、まさしく心を打ち抜かれた感覚でした。

曲全体で最後の「one,two,kiss,kiss」に関しては、いままで凛とした真顔の表情で歌もダンスもこなしていた飯田さんがかすかに笑いながら、投げキッスも、”特定のだれかに向けるように2本指で”行っていたのがとても印象的でした。

飯田さんと奏はともに162cm。飯田さんが踊り、歌うその姿は、まさしく速水奏がステージに上がっているようでした。

 

 

ここからはライブ以外のことも書く雑感、といったところになります。

私が奏さんを好きになった当時、まだゲーム内でのカードは初期Rがあるだけでした。

そのR+の絵柄で奏と一緒に唯一映っていたのがスタンドマイクでした。

そして、彼女にガチャSRが与えられるようになった4枚目。

ライブ前の時点で最後のSRである、「ミッドナイトレイヴ」これにもまたスタンドマイクが描かれています。ミッドナイトレイヴは彼女のSRとしては初めて奏が”アイドルとしてステージに立っている”絵柄にもなっています。

この2つの点からなのか、どうも私には”きっと奏はHotel Moonsideもスタンドマイクで歌う”という固定観念があったので、Hotel Moonsideで飯田さんがハンドマイク+ダンスというスタイルで歌いだした時に衝撃を受けました。

しかし前述の通り、東山さんとコラボしたNoctuneでは、スタンドマイクを使っていました。

速水奏を見に行ったというスタンスで3rdライブに行った私からすると、この3rdライブはアイドル速水奏の新しい姿と私の思っていた理想を全て叶えてくれたというまさしく夢のライブでした。

それはまるで、シンデレラが舞踏会で踊る姿を見ているような、夢のような時間でした。

 

 

追記

だれが見てるのかもわかりませんが追記です。自己満足を満たすためのもの。

このライブで心に残ったこと。それは、五十嵐裕美さんが最後の挨拶でも仰っていましたが”M@GIC”の歌詞であるところの

「だってシンデレラは頑張り屋でしょう?」

という言葉の重みに気づけたことです。

まさしくこのライブは最終盤のM@GICに感動を持っていくためにできていたんじゃないかなぁといまになっても思えます。

「私は昨日まで皆さんと同じ、輝いているアイドルを見ているだけの存在だった。それが今日で変わることができた」

涙を堪えながら話していた奏さん役の飯田友子さんの言葉を忘れることはできないと思います。この日のためにいっぱい準備してきた。受け入れてくれるのだろうか。自分は速水奏を演じることができるのだろうか。そんな万感の思いを胸にして紡ぎ出した言葉だったんだろうと思います。

「だってシンデレラは頑張り屋でしょう?」

飯田さんの言葉を聴いて、さらにこの歌詞に込められた色々な想いを感じることができた気がします。

速水奏はクールかつ大人びた雰囲気が魅力のキャラクターです。しかし、それをステージで演じるのには沢山の努力があったはずです。そういった私たちが見ることのできない部分を感じさせてくれたことに感謝をしなくてはならないなぁと心から感じました。

 

キャラクターを好きになり、そのキャラクターに声がつき。歌が与えられ。それを声優さんがダンスまで含めて大舞台で披露する機会が与えられる。

この過程を全て見られたことは本当に貴重だと思いますし、おそらくもうそんな機会は訪れないと思います。それを見せてくれたこの作品と速水奏、飯田友子さんに最大の感謝を。

形式だけの挨拶

初めまして。

 

挨拶がないのも気持ちわるいので、形式だけにはなりますが初回記事として投稿します。

だいたいはTwitterで事足りるので、更新頻度は間違いなく低いですが、長文を書きたくなった時に使うかと思います。